これが最期の真実
「あなた達にはこの男の誘拐を頼みたいのだ」
そう言ってフィクサー(?)が見せてきた画像の男には見覚えがあった。
こいつは20年位前の市議会議長様じゃないかね?
確か、イアン・マーコックだっけ?
「へえ、意外。知っておるのか」
意外とは失礼な。
今でも保守のご意見番としてちょくちょく見かけるからな。
一応は知っているが、結構大物じゃない?依頼元は?
「その保守政党からじゃな。すこし面倒な話になるんですが…」
「もともと保守ではありましたが、メタの融和を図る志向の強い方でした」
「覚醒前の生まれながら新たなる市民であるメタと、ヒューマンの懸け橋になろうとする人物でした」
「高齢を理由に10年ほど前から隠居しておってな。先ほど貴様が言ったようにご意見番として後進に道を譲って悠々自適」
「だったんだが…」
「ここ最近、なぜかヒューマニスと行動を共にするようになりまして、連中と混ざって演説ぶったりするんですよ」
ヒューマニス?なんで?
「理由は不明です」
「ボケたか、耄碌したか、年を取って本音が出てきたか…」
「それかCFDではないかと言う疑念もあります」
物騒だな。
「ええ、何にせよヒューマニスとつるんでるのは非常にまずい」
「何とか行動を制限したいが荒っぽいことはできない」
「で、シャドウランナーの出番じゃな」
「段取りは、ヒューマニスと行動中にマーコックに襲撃をかけて拉致る」
「保守政党に連絡を取り身代金を要求する」
「身代金を受け渡す、マーコックを政党の人間に渡す」
「マーコックは今回の誘拐で受けた怪我のせいで衰弱、最期まで病院から出てくることはありませんでした」
「と言う段取りになっておる」
「一人頭、前金五千の成功報酬一万です。状況によってはもう少し乗ります」
ところでお前は参加しないの?
「今、モスクワにいるんですよ。物理的に無理です」
さよか…。
■レギュレーション
・使用ルール:5th
・TR:1〜
・募集人数:1〜4名程度
・予定回数:22時から25時で1回程度、または23時から25時で2回程度
・開始予定:kさんや村人さんの卓の隙間
・必須PCタイプ:戦闘系
・非推奨PCタイプ:とくになし
・推奨技能:調査系
・お仕事傾向:調査、戦闘
・ミッション内容:対象の抽出
・武器の制限:タイミングによるがアサルトライフルやショットガンクラスは運用が難しいかも、ピストル推奨
・報酬:15,000¥、6カルマが基本
■コメント
こっそーりw
リアルワンナイト系。
ビギナー向けのオーソドックスな抽出ミッションです。
事前の調査をせずに突入してもあんまり苦戦しないかもしれません。
ただしビターな後味になるかもしれませんよ?
ご質問があれば随時回答いたします。