■あらすじ
エルフの記者がヴォリィ(ロシアンマフィア)の怖い女に詰め寄っている。
「今回のナイトエラントの捜査では違法な機材が発見されたとのことですが」
「逮捕者も出たと聞きます。何かコメントを!」
怖い女が表向きの貿易商の代表者としての顔で答える。
「弊社としても調査中であり、ナイトエラントの違法な捜査による被害者との認識です」
そしてナイトエラントの強面のオークの刑事が記者会見をしている。
「今回の捜査により違法な機材を押収した」
「引き続き捜査と監視を行う」
トリッドで流れるそんなニュースを君たちは眺めていた。
「カメラ映り悪いんだけど、ちょっとカメラワークに悪意無いかしら」
「そんなことないぜ。お前さんは魅力的すぎるからな。これくらいがいいんだよ」
「おい、今日は経費で落とせないんだからな。飲み過ぎるなよ」
ついでにトリッドの中では仲の悪そうなヴォリィ、記者、刑事の3人が仲良く飲み食いしているのも眺めてた。
はい、もちろん知ってましたよ。
子供じゃあるまいしみんなグルだって。
で、依頼はなんだ?
「今回押収された機材なんだけどね。もともと警察に押収してもらう機材なのよ」
「つまり警察とヴォリィの出来レースってわけだ。あ、俺は両方から特ダネをもらう代わりに汚職とか見逃してるから」
「ヴォリィから警察に収めてもらって俺は実績を上げる。代わりの重要な犯罪を見逃す」
…ウインウインな関係っすね。
「で、うちのリストと実際に押収された商品に差があったのよ」
「発表では全部押収したとなっているがドローンが一体足りてないそうなんだよ」
「だが、俺たちは全部押収した。仕事は完璧だった」
つまりその存在しないドローンを見つけろと言うことか…。
ちなみにそのドローンはなんだ?
「農業用のドローンよ」
農業用…農薬散布可能な…化学兵器でも積んでるのか?
「惜しい、焼き畑用のドローンだ。火炎放射器を搭載しているロトドローンよ」
「このドローンは警察の倉庫に存在する。ストリートには存在しない、そうだろう?」
どこが農業用だよ…。
本当に熱い夜になりそうだな。
■コメント
というわけでシャドウランらしくそもそも存在しない事件を解決する仕事です。
依頼人個人的な思惑や犯人の正体なども含めてこれまたシャドウランらしいと自負していますw
致死的な攻撃を繰り出してくる敵の中で最善手を取ったプレイヤーさんたちに完敗です。