■逆襲の馴鹿
「連続殺人事件の犯人の確保、生死は問わず」
11月28日の夕方、君を呼び出した知り合いの警官はそう言った。
「2件の連続殺人事件があった」
“?、2件て少なくない?”
「まあ、聞け。一人はストリートの商売女、路地裏で客待ちしてたところ刀でズンバらり。これが11月25日」
「もう一人はバイトでティッシュ配ってた学生。これは路地裏で用足ししようとしたら刀でズンバらり。11月26日」
“ストリートで殺人なんて日常茶飯事だろ?連続殺人事件って根拠は?物取りじゃないの?”
「両方とも真っ二つにされていた。あ、人間なんて簡単に真っ二つにできるだろって顔してるな。これだからシャドウランナーは」
「人間を真っ二つにできるのは、トロールかオークか、強化しまくったサムライくらいなもんだ」
「これも怪力で真っ二つだからどっちかと言うとミンチだな」
「真っ二つってのは文字通りの意味で、モノワイヤか何かで切ったみたいにきれいに両断されているんだ」
「検死によると業物の刀で凄腕が真っ二つにしたと言う事だ」
「さらに周辺の監視カメラには犯人らしき奴の情報はない」
“そんなことが出来る容疑者ならここに何人かいるな…”
警官は苦笑する。
「確かに調べたが残念ながら白だった」
“調べたんかい”
「それはともかく、理由も不明で殺人を犯してる奴がいる」
「今のところ2件だが、今後増えるかもしれないし、こんなやつ野放しには出来ない」
「ナイトエラントも巡回を強化している。クリスマスもあるしな」
“で、なんでシャドウランナーに依頼するんだ?まだ大きな騒ぎにもなってないんだろ”
「俺たち巡回警官がそいつに出会ったらどうなると思う?」
“どうなるんだ?”
「100パーセント死ぬ」
警官は情けないことを胸を張って言い放った。
「と言うわけで、上はまだ気にしてないが、現場の巡回警官一同死にたくないのでお金を出し合ってお前たちに依頼するというわけだ」
「賞金稼ぎのダミー会社のIDと免許を渡すんで、聞き込みとか周辺のカメラのデータとか取得することはできる」
「と言うわけで、シアトルの平和と俺たちの命のために頑張ってくれ」
■レギュレーション
・方向性:連続殺人事件の犯人を追え、犯人の犯行を阻止せよ
・TR:2〜
・募集人数:2〜3名程度
・予定回数:2回程度
・開催日:12月上旬
・開始予定:集まり次第
・推奨PCタイプ:超回避、超重装甲
・非推奨PCタイプ:非戦闘系
・推奨技能など:調査に必要な技能、戦闘系
・お仕事傾向:探索、情報収集、制圧
・ミッション内容:同上、時間制限あり
・武器の制限:市街地、TPOに合わせて。
・報酬:新円1万、7カルマスタート
■コメント
毎度のプレクリスマスセッションです。
kさんのセッションがクリスマスごろなら僕のセッションは12月上旬にちょろっとやります。