セッションBBS

┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃

175 / 572 ←次へ　｜　前へ→

失投

IDEL - 21/2/17(水) 15:37 -

1903年に発足したメジャーリーグは以前に比べれば下火とはいえ、まだまだUCASでは人気のスポーツ…だ、多分。
確かにベースボールは第六世界に完全に適応したとは言い切れない。
トロールのストライクゾーンは大き過ぎて簡単に三振が取れてしまうし（まぁトロールのベースボールプレイヤーなんて見かけないわけだが…トロールのプロ選手がみたいならプロレスとかアーバンブロウルを見に行けば良い）ドワーフはストライクゾーンが小さすぎて簡単に一塁へと行けてしまう（その後その短い脚で二塁まで行けるかは別の問題だが…おっと、種族差別発言じゃないぜ）
2070年のシアトルはベースボールファンにとって忘れられない年となっていた。
メジャーリーグ発足以来167年間アメリカンリーグですら優勝したことのないシアトルマリナーズがなんと！リーグ優勝を果たしワールドシリーズで戦っているからだ。
この奇跡はシアトルマリナーズに彗星のように現れた一人のエースのおかげであるということは恐らく誰も反論しないだろう。
“魔術師”ルーブ・マーティン。
シアトルマリナーズ監督のカール・シーガルがどこからともなくスカウトしてきたピッチャー。
この何の実績も無い右投右打のヒューマンの投手がサイドスローからまるで魔法のように曲がるシンカー（これが魔術師の由来だ）を投げるエースとは恐らくスカウトしてきたカール監督すら知らなかったのではないだろうか。
防御率0.7を叩き出しメジャーの記録を大きく塗り替えたルーブのおかげでシアトルマリナーズは167年かけてようやくアメリカンリーグで優勝。
ワールドシリーズでナショナルリーグ覇者のサンフランシスコ・ジャイアンツと優勝をかけて争う事となった。
だが、シアトルマリナーズは所詮ルーブ・マーティン一人のチーム。
長いシリーズを戦ってきて息切れしないわけがない。
ワールドシリーズは全七試合で戦われるがシアトルマリナーズが3連勝した後、ジャイアンツが2連勝で巻き返している。
そう、ルーブ・マーティンが打たれ始めたのだ。
シアトルマリナーズのホーム球場、Tモバイルパークでの試合を今も中継でやっている。
ルーブの視点から球が投げられた瞬間、バッター…ジャイアンツの4番ベイブ・ロスの視点に切り替わる。
アナウンサーのおおっと！変化が甘い！！どうしたルーブ！！という絶叫が聞こえてくる。
ベイブもシンカーをバットの芯で捕らえると良い音をさせて場外へとボールを叩き出した。
スタンドからあがる悲鳴。
こうして明日の最終戦にワールドシリーズはもつれ込むこととなった。

内容：シアトルマリナーズの天才投手ルーブ・マーティンの八百長疑惑を晴らす
報酬：1人5000新円
TR：参加PCによる（2～4くらい）
時間制限：24時間程度
参加PC：アーク確定（テクノ）
募集人数：0～2人（多数の応募がもし万が一あった場合GMの独断と偏見で選びます。ハッカー系以外）
セッション開催：アークのリビルド終わったら？
セッション回数：2回～4回程度
セッション時間：22時半から0時半等

シナリオ5段階評価
戦闘4
調査4
ハッキング3
魔法0
野球4