嵐の中で輝いて
フィクサー?であるゴスロリエルフにギルガメシュから随分離れた高級レストランに呼び出された君たちであった。
「あなた達には、彼の魔法の儀式が完了するまで護衛を頼みたいのです」
ゴスロリエルフが紹介したのはスラブ系の男女、よく似ているので兄妹だろう。
霊視能力者が見ると二人とも覚醒者だと分かる。
「こちらはジーニアス・サリバンとアナ・サリバン。モスクワ大学の博士課程だ」
「ジーニアスは大精霊術の使い手で、アナは禅を修めたミスティックアデプトだ」
ジーニアスは君たちを小ばかにしたように鼻を鳴らし、アナは禅のお辞儀を君たちにした。
「ジーニアスは今回特別な精霊をシアトル郊外のサーリッシュ海沿岸部族の居住地の近くで召喚せねばならない」
「その護衛を頼みたいのだ」
護衛?何か狙われる心当たりがあるのか?
「まずはサーリッシュ海沿岸部族、ぶっちゃけ連中のテリトリーなんですけど許可とってません」
「本当は取りたかったけど、星読みに時間がかかりましてね」
「儀式がここでやる必要があると分かったのが2日前です。申請しても許可は出ないでしょうけどね」
「次にUCAS、ジーニアスのバックにはロシア政府が付いています」
「ある目的のために精霊を召喚するのだがな」
「ロシアの為になることをUCASの足元でやるなら理由がわからなくても妨害するだろう」
「あとはロシア国内の別派閥、正直今回の召喚に成功すると困る連中にはいくつか心当たりがあります」
なるほど、詳細は後で聞かせてもらうとして、儀式のスケジュールは?
あと、何でギルガメシュじゃないの?
「最近、ギルガメシュに鮫肌男がいるでしょう?」
「あいつ、チェーンブレイカーだから複数の精霊を連れておる我を目の敵にしておるのだ」
「憤怒を盾にして這う這うの体で逃げるのはごめんです」
横でゴスロリエルフと同じ顔の精霊が苦笑した。
「儀式のスケジュールは本日の0時より始まり明日の0時に終わります」
「現在、午後5時より移動し設営する、かれこれ30時間程度と言ったところか」
そっちのアデプトのお姉さんとお前もいるのか?
「我らはこれより、アナの恋人の救出にヒマラヤに向かうので同行は出来ぬ」
「ジーニアスについてはおぬしらに任せた」
アナは改めてお辞儀をする。
そんなことだろうと思った。
もう一つ良いか。
「なんだ?」
めっちゃ嵐なんだけど。
すさまじい風と雨が渦巻く外を指さしながら君はそう言った。
■レギュレーション
・TR:2〜
・募集人数:3名程度
・予定回数:22時から25時で2回から4回、誰かがいるなら23時から
・開始予定:集まり次第。他の卓が立つならそちら優先。
・必須PCタイプ:戦闘系
・非推奨PCタイプ:耐久力が低いタイプ
・推奨技能:野外活動技能、社交系技能(特に虚言、なりすまし)
・推奨装備:サバイバル装備、環境修正を補正する装備
・お仕事傾向:防衛
・ミッション内容:依頼人の目標達成まで護衛及び妨害の排除
・武器の制限:特にないが武器丸出しだとトラブルになる可能性あり
・報酬:10000新円、7カルマでスタート
■コメント
嵐の中で輝きましょう。
暴風雨の中、しかも真っ暗闇の中。
環境修正マックスの環境下での護衛任務です。
他にもいろいろとイベントがあります。
嵐の中で輝きましょうw
質問等がございましたら参加キャラのRPしながら質問してくださいw